ピアさん（暇人さん、読んでいただきありがとうございます）2015/08/12 (Wed) 17:23:08

暇人さんの、50年間（なんと半世紀！）使われていなかった関節を、みごとによみがえらせた佛淵先生、まさにゴッド！ですね。

私は、手術をしてくれそうな病院を探すために買った「ランキング本」で、佛淵先生を知りました。

固定された股関節を何例か人工置換していること、
どこからも断られた、治療困難な患者の「最後の砦」となることを標榜されていることを頼みに、半年待って診察がやっと受けられました。

「これはなんとかしなくてはなりませんね」「自分ならできます」という言葉に、その場で予約を入れました。

でもたぶん、佛淵先生は、私の術式（コブラヘッドプレートといいます）を知っていらしたかどうか…

聞いたわけではありませんが、まだお若い（私と同年）なので、古い固定の手術を経験されていなかったと思います。

名古屋で受診した先生は、数十年前にこの術式をやっていて、「その患者さんから人工にして、と言われたら、私は困ってしまう」と言っていました。

手術が終わって、病棟の主治医だった本家先生が言うには
「張り付いた筋をはがすときに、『怖い、怖い』と言っていた。佛淵先生があんなことをいうのを聞いたのは、初めてだ」

先生も予想通りにいかない難しい手術で、心残りだったのではないでしょうか

私も希望がかなわず悩みましたが、膝の痛みを何とかするためでしたので、次に進まなければなりません。

7か月後の平成21年7月に、再度入院して膝の人工置換をしました。

ご存じのとおり、そのあと10月に、佛淵先生はお辞めになりましたね。

あっという間の出会いと別れ、でした。

私も今日は、さぼっていたプールに行きましたよ。暇人さんを見習って。
がんばります。

暇人さんコメント

ピアさん、こんにちは。

ピアさん、人工の手術は平成20年12月なんですか。
私よりも5か月先輩なんですね。

私も病棟の主治医は本家先生でした。
素人のへんてこな質問にも丁寧に答えて頂きました。
忘れられない先生のひとりです。

手術を受けてから早や6年3ヶ月を経過しました。
しかし、今でも佐賀大病院整形外科病棟の事をよく思い出します。

昼ご飯のあと気持ちよく昼寝をして、目を覚ますと佛淵教授がベッドの側におられることが何度かありました。
懐かしい思い出です。

ＯＦＦ会で一度お会いしてお話をしたいです。
多分同学年だと思いますので話も合うと思いますよ。
（私は昭和25年生まれですが、小学校が2年遅れて入学したため昭和27年生まれの方と同じ学年になります。）

お会いできる日を楽しみにしています。
では失礼します。

もみじコメント

ピアさん、暇人さん、こんにちは。

メンバー間で、交流が始まってうれしい限りです。

OFF会の場所を、今回は間に合いませんでしたが、次回はピアさんが参加できる場所で検討しましょう。

もちろん、暇人さんのお住まいのところも行ってみたいです。

暇人さんの症例はコチラで詳しく紹介しています。

去年は観光中心だったので、今回はリハビリも取り入れました。

私は、ピアさんの投稿をよく読んでいなかったようですね。
「中殿筋が損傷していて、更に短縮しているので、機能しない。」

こういうことだったのですね。おっちょこちょいで申し訳ありません。

ピアさんも折角ですから、PTの先生に質問がありましたら、なんでも言って来てきださい。

幸いに、協力してくださるPTの先生は、私の主治医の病院で働いているので、今回のOFF会開催も、既に主治医に情報が届いています。PTの先生も私の主治医と相談しながら、質問に答えてくださるそうです。

本当にピアさんとお会いしたいですよね。

ピアさん（ご挨拶 ）2015/08/09 (Sun) 15:16:51

掲示板の皆さん、はじめまして。　名古屋在住のピアと申します。
皆さんの投稿を興味深く読ませていただきました。


もみじさんとは、変形性股関節症の患者会の紹介で、以前にいろいろと相談させていただきました。

オフ会へお誘いいただきましたが、残念ながら参加できませんので、この掲示板でご挨拶させていただこうと思います。


私も股関節固定術から人工股関節になり、加えて膝も人工関節となりました。

股関節脱臼で生まれ、大腿骨の骨切り術２回の後、２０歳で右股関節固定術を受けました。

固定の角度は屈曲３０度くらい、脱臼位置で固定されていたのと、術後しだいに内転してきたため、脚長差は６センチぐらいありました。

２０年くらいで、同側の膝の変形が末期となり、それ以降は膝の痛みをこらえながらの生活でした。

膝の人工関節は、股関節が固定されているとできないため、まず股関節を人工にしなければなりません。
しかし、私の固定の術式は中臀筋の損傷が大きいため、受診したほとんどの病院で断られました。

そんな時に、暇人さんと同じ佐賀大学の佛淵教授を受診し、佐賀大学で手術を受けることになりました。

固定期間３６年、５６歳で手術、平成２０年暮れから平成２１年１月までの入院でした。

メスを入れて初めて、紙のようになった中臀筋が断裂していることがわかり、術中に縫合されたそうです。
そのため脚の延長ができず、人工関節の設置位置も戻せず、脚長差は治せませんでした。

また、股関節周りの筋肉、とくに中臀筋は本来より長さが短くなっているため、リハでは、ほとんど機能していないと言われています。


現在も補高靴と杖がなくては歩けませんが、当時「ゴッドハンド（？）」と言われていた医師に執刀していただいたので、誰がやってもこれ以上は望めなかったと思っています。


術後もうすぐ７年になろうとしていますが、設置された関節の位置、脚長、筋力とも左右差が大きく、そのバランスの悪さが身体にこたえます。

トレンデレンブルグ歩行のため、脚長差が実際よりも大きくなるので、逆側の腰（腰方形筋）が常に緊張しています。

未手術側の股関節（臼蓋形成不全あり）と膝も、だんだん悪くなってきました。


そんな身体ですが、私の人生のお供として付き合いながら、残された時間を有意義に過ごそうと、右往左往しながらも暮らしています。

これまでの経緯は私のブログのテーマ「人工関節・リハビリ」にも書いています。

よろしければご訪問くださいね。

「リハビリ日記」としていますが、猫好き、食いしん坊ゆえに、猫ブログ、食べ物ブログになっている感がありますが、
ご容赦ください。
今後とも、よろしくお願いいたします。

暇人さんコメント

ピアさん、こんにちは。

股関節固定術から人工の手術をされた方がとても少ないので、こうしてもみじさんの掲示板でお話出来るのが嬉しいです。

私の場合は8歳の時に固定術、そして人工の手術を受けたのはもうすぐ59歳なろうかとう時期でしたので固定期間は50年です。

幼少時に固定手術を受けたため、成人した頃には随分骨が変形して、患足を人前に晒すのがとても嫌でした。

人工の手術後半年目の検診時に、佛淵教授の後任のＭ教授からプールでの歩行を勧められて、水着を初めて着てプールサイドを歩きました。

やはり最初は嫌でしたが、ここで躊躇していては人工の手術を受けた意味がないと思い毎日水中歩行を続けました。

最初、佛淵教授の診察を受けた時のことは今でも鮮明に覚えています。

「貴方の手術は固定していて中殿筋が紙のように薄いので難しい。しかしそんな手術を私は50例ほどもやって来ました。手術は出来ます。手術日は21年5月20日で。」
こう言われました。

私は、地元の大学病院等で人工の手術を断られていたので、嬉しいと言うよりも茫然としてしまいました。

あれから6年が過ぎました。まさに光陰矢の如しですね。

今日もプールへ行く時刻となりました。
またお便りを致します。
では失礼致します。