暇人さん（役所の対応①）2014-04-23 (Wed) 12:22:01

みなさん、こんにちは。

役所の窓口は、大変だと思います。
多くの人が、訪ねて来ては様々のことを聞くでしょう。
時には、見当違いの質問もあるでしょう。

突然やって来て、意味不明のことを言ったり、怒鳴ったり、切れたり。
市役所等で、若い女子職員等が困っているのを何度も目撃したことがあります。

それで、つい興奮してしまう対応もあると思います。しかし、私が経験したことは、そういうことを考えてみても、承服出来ない事柄でした。

私は、幼児期に股関節炎を患い、固定術を受けたので、障害厚生年金には、該当しないと思っていました。
それで、60歳から受給出来る老齢厚生年金の予定金額を聞くため、年金事務所を訪れました。

その時、偶然にも見つけたパンフレットで、障害者特例の老齢厚生年金のことを知りました。

そのパンフレットには、次のように書いてありました。
「障害をお持ちの方・長期加入者の方は、支給開始年齢の特例があります」と。

詳しく読むと「昭和16年（女性は昭和21年）4月2日以降に生まれた方でも、次のいずれかに該当する場合は、特例として報酬比例部分と定額部分を合わせた特別支給の老齢厚生年金が支給されます。」

そして、次のいずれの中に、障害の状態（障害厚生年金の1級から3級に該当する障害の程度）にあることを申し出た方（被保険者資格を喪失（退職）しているときに限る）とあったのです。

私は、これに該当すると思いました。
しかし、窓口の担当者は、
「障害者特例の老齢厚生年金は、障害厚生年金の受給者が対象であり、障害厚生年金の1級から3級と認定されなければ、支給されない」と言ったのです。

それで、「障害者特例の老齢厚生年金は、障害厚生年金の受給者が、対象である」という根拠を示してほしいと興奮して言ってしまいました。

するとその担当者は、根拠の言葉と私の興奮した表情を見て、切れたのでしょう。人間は感情の動物ですから。
そして、周りに聞こえるような大きい声で、私に叫ばれました。

「私は、年金の専門家よ、社会保険労務士等の専門家に相談して、勉強してから来てほしい。、素人とは話が噛み合わない。素人は黙って、言うことを聞いてれば好いのよ」

その時、説得出来るような根拠の提示が出来ないのだなと思いました。そして、全くの素人に根拠と言われたので、頭に来たのでしょう。専門家にはプライドがありますから。
こうなれば売り言葉に、買い言葉で喧嘩になってしまいました。

あとで、私の主張が正しいと認められましたが、窓口の担当者の謝罪は、ありませんでした。
一言謝って頂けたら、役所の対応に対して、悪い感情は少しは緩和されたと思います。

今、私も興奮したことを反省しています。

もみじコメント
暇人さん、こんにちは。

私も、病院のソーシャルワーカーの先生に怒鳴られました。

「先生（医師のこと）に直訴して、撃沈してきなさい！！。」

私は、このソーシャルワーカーの先生が、「社会的治癒」と言う法理を知らないことを感じ、説明しようとした直前でした。

今から思えば、「まあ、そう興奮しないで『社会的治癒』という法理があるのですから、私の話を聞いてください。」と言えば良かったかな、と思いましたが・・・。

暇人さんの経験から想像すると、私も更に怒らせてしまった可能性がありますね。

あの時、私は這う這うの体で帰ってきてしまいましたが・・・。

後に、私も謝罪と再発防止対策をお願いするために、病院に電話を入れました。電話口に出た医師は、「本当にそんなことを言ったのですか？」と驚き、「一番の説得力のある事実は、障害年金が受給できたということです。」とおっしゃいました。

私は、「患者は皆バカだと思われていることが腹立たしい。患者だって、専門家より詳しいこともあるのです。」と言うと、その医師は、「私は常より、『患者の訴えをよく聞くように。自分勝手に判断しないこと。』と新人の医師にアドバイスしている。」と言っていました。

私の記録には、「障害年金受給の可能性はない。」と書かれていたそうです。

その医師からの明確な謝罪はありませんでしたが、夕方別の人から電話があり、障害年金受給のいきさつを詳細に質問されました。

このような対応をしていただけたので、私は暇人さんほどには、怒っていないのかもしれません。

血友病患者でHIV感染者の川田龍平さんが、良い言っていましたね。「心からの謝罪が必要。」

全くその通りだと思います。

ところで、国民が納得できるように丁寧に説明する責任は、行政側にあります。

暇人さんがおっしゃったように、根拠となる文書を明示するなどです。ましてや、「私は忙しいから、素人は相手にしていられない。専門家とよく相談してから来なさい。」などとは、決して言ってはならないことです。