• 糖尿病、悪性腫瘍、薬物の常用（副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤など）などで治療中の人や高齢者は、結核性関節炎にかかりやすく、また治りにくくなる傾向があります。

病棟の女性は、心残りですね。今となっては、探しようもないでしょうし。人生って、そういうこともあるのですね。

夕食の時に、お互いの結婚のなれそめの話をしていた時に、
「ハンディーを伝えるのは難しい。」
旨を私が話していたら・・・。

缶コーヒーさんは、後に
「暗闇だったら、傷なんて気にならないのではないの？」
と思ったそうだが、男性がいるので、あまり赤裸々な話は遠慮しただけであって、他にも気にするようなことがたくさんあるのだ。
それは、こちらのサイトで詳細に解説しているので参考にして欲しい。このサイトを読んだ時は、私と同じことを考え、経験した女性がいたんだとうれしくなってしまった。

私は、この記事を書いた女性に会ったことがある。私が参加する患者交流会に来たことがある人だ。彼女とは意気投合して、
「若い女性が抱える問題について、話し合える場が欲しいね。」
と言いあったが、患者交流会の幹事に、共感者（協力者）が現れないなかったので、そのままになってしまった。それを今も大変残念に思っている。

子供の頃から症状があった人、複数人から、結婚のことを質問してみたが、皆自然に障害のことをいうことができた相手と結婚しているように、私（もみじ）は考えている。

メールにて、鋭い質問があった。

話は変わって恋愛の話ですが・・・
私は実は　暇人さんは股関節固定で　どうやってたんだろう？と思ってました。

女性なら受身でいいけど、男性はどうなのか？と疑問だったのですが

さすがに　ちょっと恥ずかしくてきけないので、もみじさんぜひ聞いてみてください（笑）。

この質問に私は、このような返事をした。

ご要望の件ですが、私の考えは、当人同士がどのようは方法で、どんな時期に障害を伝え、お互いが理解し合ったかの過程は知りたいと思っています。しかし、その後の実際の行為に関しては、当事者間で工夫し合うことですので、あえて、お聞きしたいとは私は考えません。

是非話したいと暇人さんがお考えならば、それはそれで構いませんが・・・。

それに、暇人さんが積極的にお話してくれたので、ここに紹介する。

についてですが、私も触れないといけないと思っていました。

また、地元の大学病院での同病の女性とのエピソードを紹介した時にこの質問が来るだろうなという予想はありました。（10％以下の確率と予想）

なぜなら、私に見合いの話を持ってきて下さり、後に仲人まで務めて下さった会社の上司の方からも見合い後、暫くしてこのことを聞かれたからです。

しかし、非常に大事なことではあるんですが、大ぴらには出来ないことですよね。あまり積極的に話すと皆さん引かれることでもあります。

私は極めてノーマルな人間だと自分では思っていますので、ちょっと、否大分恥ずかしいです。

性的な関心は、中学生の頃からありました。しかし、よくは覚えていないのですが、性交渉についての関心は高校２年生の頃ではないかと思っています。

同じクラスの友達が隣の女学校の生徒と性交渉をした自慢話を聞いたことが原因でした。

クラスの友達が隣の女学校の女子学生と性交渉をしたとの自慢話から、その場にいた他の１名も性体験のことを話し始めました。

私は小学校の入学が2年遅れていたので、彼らより2歳も年上でしたが、性体験がない、かなりの遅れを感じました。

その日自宅に帰ってからそのことばかり考えていました。

そして同時に自分の固定した足で女性との性行為が出来るだろうか？そんな疑問が湧いてきました。多分駄目なのではと思いました。

それからこの疑問は大学入学後も続きました。それで、この疑問の解決のため、大学1年生の夏熊本市内の風俗街に足を運びました。

物凄く緊張していました。昔、道に迷って風俗嬢に「お兄さん、遊んで行かない」と声を掛けられた街でした。

なんだかぼーとしていました。店に入り、バスタオルを巻いただけの風俗嬢が現れました。そして初めて女性の裸を見ました。真夏でとても暑かったのに、体が震えていました。

そして、「見た通り股関節を固定しているのだ、こんな体でも出来るか？」
と恐る恐る、弱弱しく正直に風俗嬢に尋ねました。

風俗嬢は足が悪いのはすぐ分かったようでしたが、股関節の固定の意味が分からないようでした。

私は右足の付け根を示して、「ここが曲がらない」と言いました。
それで風俗嬢は分かったようでした。

そして、「こんな店には色んな障害を持っている人が来るよ、やれるかどうか直ぐ分るよ」と言いました。

そして、長年の疑問だったことを試してみました。結論から言いますと性行為は出来ました。

風俗嬢は本当に喜んでくれました。「出来るじゃない、良かったね」と。私はこの時の感激を今でも覚えています。

そして、この時一緒に喜んでくれた女性の事を忘れることが出来ません。風俗嬢と世間の人は蔑みますが、私はこの経験があるため蔑むような気持にはどうしてもなれません。

確かに、固定術により腰の動きは制限されますが、良い方の股関節を使えば正常位でも出来ます。しかし、かなり疲れます。

この疲れは、人工の手術後は殆どなくなりました。

素敵な話です。
この話をメールで読んだとっくんさんから、感想をいただいた。

暇人さんのお話し。ありがとうございました。

ちょっとせつなく複雑だけど暖かい気持ちになりました。身につまされました。

私も、なんとなく、人を区別しない優しい思いやりたっぷりな人でないと風俗は出来ないんじゃぁないかと思っています。（寅さんなんかの影響でしょうか？）

やっぱり障害のおかげで本当の人の真心、優しさに出会えますね！

ところで渡辺淳一さんの短編「閉じられた脚」はご存知ですか？（ネットで検索してみると『恐怖はゆるやかに - 渡辺淳一メディカル・セレクションIII』 (中公文庫) 文庫– 2012/11/22に収められているようです。）

私は固定術をする前後に誰かに教えてもらって読んだのですが、固定術と性の悲しさを想う時いつもその小説が心に引っかかっています。

３０年ぶりに読んでみようかなぁ～～～

缶コーヒーさんからも感想が寄せられた。

暇人さん、率直な体験談、拝読致しました。良い思い出になって、良かったですね。

一般論ではありますが、私の思ったことです。

「自分はちゃんと出来るか」、、、
この問題は、障害のあるなしに関わらず、誰しも不安に感じたり、思い通り行かなかったり、そんな経験があるのではないかと思います。

男女同じとは思いますが、やはり男性の方が、この思いは強いのではないでしょうか。

私は、幼い頃からスポーツが大の苦手でした。幼稚園のケンケン飛び競争でビリ。自転車も、さんざん練習して、やっと。逆上がりが出来ず、親が家に鉄棒を作ってくれました。私の少年時代は「巨人の星」「アタックNo1」などの、スポ根ブームの全盛期でした。

皆さんのご苦労には及ぶべくもないのですが、小中学生の頃は草野球などで、ずいぶん悔しい思いをしたものでした。

今は、バイクが趣味ではありますが、この世界も困ったもので、「大きくて早いほど偉い」が一般的な価値観です。

私は「遅い」ので、そんな走り方は、したくても出来ません。景色を眺め名所を訪ね、ゆったり流すような楽しみ方をしています。これも何となく「負け惜しみ」に聞こえてしまう・・・

逞しい体躯、俊敏な運動能力、力強い持続力。運動神経と性的な能力は、必ずしも比例はしないでしょう。それでも、身体能力に対するコンプレックスからは、今でも抜け出せないと言うのが、正直な気持ちですね。

「自分はちゃんと出来るか」、、、
中略
男女同じとは思いますが、やはり男性の方が、この思いは強いのではないでしょうか。

この缶コーヒーさんの意見は、私もそのとおりだと思う。健康な人でも、コンプレックスは抱えているもの。そのために女性に嘲笑されて、深く傷つく場合もあるでしょう。

ひゃあちゃんさんからも感想が寄せらた。

いい話ですね。悪く見られがちな風俗の人こそ、偏見がないのでしょうね。

こちらに紹介されているが、
「障害者が愛と性をかたりはじめた」
という本を昔読んだことがあった。新聞で紹介されていたので、購入したことを覚えている。

ここには、障害者が自分の性欲を満たす目的や、出来るか確認するために、風俗を利用する。と書かれていた。

良かったら、是非読んで欲しい。なかなか生々しい内容もあり、ドキドキするが・・・。

風俗で働く女性は、格差社会や貧困の犠牲者だと、私は考えている。しかし、このような産業が存在することの是非については、別に議論する必要があるだろう。