只今ダイエット中（平成25年2月より連載中：ブログ記事より転載）

　去年（平成24年）、胃が痛くて、空腹が我慢できず、ついつい食べ過ぎて、5kg増えてしまいました。そこでただいま、ダイエット中です。最近考えたことを、まとめます。

　「何をしたら、体重が減ったのか。教えて？」と友人から言われました。　簡単に言うと、食べる量を減らしただけなのですが、それが想像以上に大変でした。その悪戦苦闘をお話します。

　「体重が増え始めたな。」と思ったのは、一昨年の夏ごろでした。仕事を退職するつもりで休み、プールに通い始めた頃です。いつもならば、胃薬（Ｈ2ブロッカー）を飲むと、食欲が抑えられて、自然に体重が落ちるのですが、「仕事をしていないのに、胃が痛いなんて、ありえない。」と考えて、胃薬を使わず、自分の意思だけで食欲を抑えようとしました。

　冬になって、気分が落ち込み、自然に食欲がなくなり、体重が落ち着いていました。ところが、去年の夏にモウレツな食欲に困惑するようになりました。空腹が我慢できず、お菓子や菓子パンを食べるけれど、美味しくない。食べる時も楽しくない。もしかしたら、過食症？そう考えるくらいに、食べていました。

　いつの間にか、体重が+3kｇに。・・・。昔に処方してもらった飲み残しの、H2ブロッカーを飲んでみたけれど、胃の痛みが治まらない。そこで、神経内科の医師に相談し、プロトンポンプ阻害剤を出したいただきました。

　医師から、
「自分の意志で食べるのを止められるのか？」と何度も聞かれ、
「止められるけれども、胃の痛みが辛く、我慢できない。」と答えました。
「症状が治まらないようだったら、次の予約を待たないで、直ぐに来なさい。」と言われていました。

　胃の痛みも、空腹も我慢できなかったので、2週間後に再び受診。内視鏡の検査を受けることになりました。別の診療所を紹介されて、内視鏡の検査を受けた結果、急性胃炎と逆流性食道炎と診断されました。

　しかし、この診療所でいただいた薬は今までと同じ。全然、胃痛が楽になりません。相変わらず、胃が痛い。食欲旺盛で、空腹が我慢できない。お腹いっぱいになるまで食べてしまい、後悔する毎日が続きました。食べていても楽しくないし、美味しくない。それなのに、体重が増え続けるばかり・・・。

　そんな毎日が続き、体重がついに+5ｋｇになったときに、もう1度、内視鏡の検査を受けた診療所に行くことにしました。11月になっていました。

　なんで、そんなに我慢してしまったの？と思われるでしょう。当然です。しかし、体重は、食べ続けていても、直ぐには増えないのです。食べている割には、体重は増えない。しめしめ。なんて安心していると、ある日突然体重がボコっと増えるのです。え〜、こんな体重になってしまった。しかし、なにかの間違いかもしれない。もう少し待ってみたら、体重は元に戻ったりなんかして・・・。

　と楽観的な考えが浮かびます。しかし、現実はそう甘くはありません。しばらくすると、また体重が増える。それを繰り返して、ついに+5ｋｇになってしまいました。

　炭水化物を食べても、代謝に使われなかった炭水化物は、同じカロリーでも、より軽い脂肪に変換されるので、体重は、直ぐには増えない。体は毎日セッセ、セッセと、食べた炭水化物を脂肪に変換し続ける。そして、ある日突然、体重が増える。その時には、脂肪が体についているので、その増えた体重を減らそうとすると、2倍以上の炭水化物の食べる量を減らさなければならなくなるのです。

炭水化物1gのカロリーは、4kcal
脂肪1ｇのカロリーは、9kcalです。

　プロトンポンプ阻害剤は、神経内科の医師からいただいています。そこで、新たに追加された薬は、表面麻酔薬でした。え〜、それって、ただ単に胃の痛みをごまかしているだけジャン。と思いましたが、だまされたと思って飲んでみることにしました。

　すると、ようやく、胃の痛みから解放されて、お菓子や菓子パンを食べなくても、空腹が我慢できるようになりました。「人って、自分の意志だけでは、食欲はコントロールできないのもなのだ。」ということを実感しました。

11月に追加で薬（表面麻酔薬）を処方してもらって、ようやくお菓子と菓子パンが我慢できるようになりました。しかし、体重は減りません。それどころか、クリスマスのケーキやお正月の御節が美味しくて、ついつい・・・。太ってしまいました。

　お正月明け、鍼の治療を受けたとき、先生が、
「あっ・・・。」
「そうなんです。太ってしまいました。」
「そうでしょう。この腕がムチッとしていると思いました。もみじさんは股間節が悪いのだから、太ってはダメですよ。今何キロ？」
「+6kgです。」
「お腹も出ているね〜。」
「あ〜ぁ、視覚障害者の先生にまで分かってしまった。」

　そこで、6枚切り食パン2枚を泣く泣く1枚に減らすことにしました。切なかったですね。これが一番切なかった。しかし、頑張りました。その結果、1ヶ月に1kgのペースで減り始め、今は-3kgです。

　減り方は一本調子ではありません。1〜2週間同じ体重が続くと、ポコッと数100g単位で体重が減る。増える時もあるので、諦めず、我慢強く待っていると、更に体重が下がる。この繰り返しです。

　追加の薬は4週間飲んだところで止めて、今は飲んでいません。

　１ヶ月に１ｋｇのペースで体重が減り始めています。最近は、3kg体重が減ったので安心して、少しお菓子を食べるようになりました。すると、途端に体重が減らなくなり、4月は1kgも減っていません。しかし、体重計で測ったところ、体脂肪率は減っているので、まあいっか。と思っているところです。

　そうそう、ストイックな生活を続けることはできませんからね。楽しみも少しはないと、なんのために生きているのか分からなくなります。私はお酒は飲めませんので、その代わりに甘いものに目がないんです。

　こんな経過で、平成25年12月現在-4ｋｇのダイエットに成功しています。

この記事は、連載中です。

続く