大会中、朝の練習から、最後のリレーまで合計4回プールに入った。大会に参加するのは初めてなので、思わぬ事態に陥ってしまった。それは、水着が濡れて寒いこと。事前にこのことに全く気づかなかった私のミスもあると思うが、せめて脱水機くらいは、用意して欲しい。

「水着2枚が濡れて荷物が重いこと、重いこと」
と話している人がいらっしゃった。

私がどう対処したかというと、お昼休みは、水着を脱ぎ、午後からまた濡れた水着を着た。濡れた水着の上に、Ｔシャツと短パンを着たけれど、寒かったな。

幸いにＴシャツは複数枚用意していたので、濡れたＴシャツは、自転車置き場の私の自転車に干し、また濡らし、を繰り返した。聞いたところ、脱水機は発注済だそうだ。最後のリレーの出番を待つ間、体育館で元気に走り回っている若い男性を見ながら、

「彼らの濡れた水着はどうしているのだろうか。」
と思って見ていた。

次回は、一考が必要ね。

25ｍクロールを同じ組で泳いだ女性とお弁当を一緒に食べた。

彼女は39歳、5年ほど前に脳出血の発作で障害者になった人だ。お弁当を食べながら、彼女はしみじみ言う。

「良くやったな〜、平泳ぎは１番だった。」
そしてとって付けた様に再び言った。
「クロールは２番だったけど・・・。」

「ごめんね〜、あなたのクロール１番を阻んだのは、わたしよ。」

水泳大会初参加で気づいたことを、少しずつお話してゆくことにする。

25ｍのクロールを泳ぎきって、
「あれ？息が上がっていない。」
と気づいた。

水泳を始めたのは、今年の5月20日から。
20日とは、詳細ね。
と言わないで・・・会社を休み始めた日なので、よく覚えているのよ。

あの頃は、25ｍ泳ぐとゼーゼー息が上がってしまって、泳ぎ続けられない。休憩しては25ｍ泳ぎ・・・。を繰り返していた。

こんなんで、職場復帰できるのかな
と落ち込んだものだ。

あれから４ヶ月。
体力が少しついたのかしら。

そうだったらうれしいo(^▽^)o

本日は、健常者と障害者の交流水泳大会が、いつものプールで開催された。

数日前には、ワンポイントレッスンでお世話になったイケメン先生から電話があり、選手宣誓を頼まれたので、側ＯＫした。

せっかくこの世に生まれてきたのだから、なんでも経験しとかないとね(o^-')b

参加した種目は、25ｍクロール、50ｍクロール、100ｍリレーの3種目。

9：15
開会式では、カンペを見ながら選手宣誓。
私が考えたのではありません。

10：00まで練習
そして、25ｍクロールの時間がいよいよやっって来た。
私はどこに行けば良いの？
と廊下からプールを覗き込んでいたら、イケメン先生に話しかけられ、
「髪型が少し変って、一段とイケメン」
なんてのんびりしていたら、
「もみじさん、あれに出場じゃあないですか？」
とイケメン先生に突然言われた。

場内アナウンスでは、
「２コースは棄権です。」
なんて、言っていて、あわててイケメン先生が、
「ここに居ます。」
あわててプールサイドに行ったら、
ゴーグルがない(→o←)ゞ

更衣室に走って行ったら、あった、あった、良かった〜
「あわてなくて良いですよ。走らないください。」
と言っていただいたが、私の頭は大パニック(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
なんとか、スタート。

あ〜(@_@)、ゴーグルがずれた＼(゜□゜)／

タイムは、29秒13だった。

その後知ったが、体育館に居ると、呼び出され、その後並んでプールサイドに行くことになっているのだそうな。

全く知らなかったわ(・・。)ゞ

午後の50ｍクロール
またも、ゴーグルがずれた。
それも私の低い鼻に引っかかり、水中で息が吐けない。

25ｍまでは良かったが、ターン後は、息が苦しくなって、体も重くなって、もう一生泳いでいるのかな思うくらいに、長く感じたわ((＞д＜))

タイムは、1分20秒88
ダントツビリ、最悪

最後のリレーは、やる気全くなし(-_-メ

帰っちゃおうかと思ったけれど、なんとか気持ちを維持して１時間・・・。

名前が呼ばれて行くと、おじいちゃん２人と女の子。
個人参加のチームなので、当日にならないと一緒に泳ぐ人がどなたか分からないの。
他のチームは若い男の子ばかり。

おじいちゃんが言った。
あんなのに勝てっこないよ。楽しもうね。

私は、すっかり元気になった。
現金なものね。

今度はゴーグルは外れなかったけれど、予定どおりにビリ。
足を引っ張らなかったことだけが、幸いね(*＾ー＾)ノ

楽しかったね〜
と3人と握手を交わして、帰ってきた。

また来年も、懲りずに出るわ。

金曜日は午後からお化粧の講習会だから、午前中に泳いで、その後お弁当食べて、お化粧してきれいになって帰宅。そう考えていたら・・・。

午前中、泳いでいると、プールの監視の先生で私にクロールを教えてくれる方が話しかけた。

「今日の午後3時、空いてる？」
「はい」
「大丈夫ね。実は、ワンポイントレッスンにキャンセルが出てね、だから、今日講習受けて。」
「はい、良いですよ。」
「テーマはね、スタートとターンね。」
「は〜い。」
ということで、午後も泳ぐことになった。

お弁当食べて、一寝入り。すると患者の会のお姉さまがやってきた。
「やあ。ちゃんと来ましたよ。約束だもんね〜」
「あっ本当に来てくれた。じゃあ行きましょう。」

お化粧の講習会では、マッサージしていただいて、眉のお手入れもしていただいて、後は適当にファンデーション、チーク等々を好き勝手に使って、自分でお化粧。

「こすっちゃダメ。叩くのよ。」
なんて言われながら、「あら可愛い。」とお世辞言われ・・・。じゃあね〜。とお姉さまとお別れして、お化粧落として、濡れた水着をまた着て、プールに。

ワンポイントレッスンの講師の先生はイケメン。キャー！！

しかし、一言二言ポイントを教えたら、どっかいっちゃった。残った方はボランティアのご年配の方。ちょっと残念。

鼻の中に水が入ったり、飲んだり、咳き込んだり・・・。はちゃめちゃだけど、徐々に形になってゆく。

蹴伸びで、5ｍ進む。キャー、顔に水流が当たる。

「それはね、顔を上げているからだよ。もっとあごを引いて頭から進まなきゃ。手はこう。出来るだけ水の抵抗を受けないような姿勢（ストリームラインって言うらしい）をとれば、蹴伸びでもう少し先に進むようになるよ。」

と最後にまたイケメンがやってきて教えてくれて。おしまい。

翌朝、筋肉痛。グダグダしなから日中を過ごす。夕方、ありあわせの食材でおかずを作り、食後に食洗機にスイッチを押したら、ホッ。

その翌朝（今朝）、食卓に書置きが・・・。
「キッチンを片付けること！！」
忘れてた。叱られちゃった。